歯磨き指導で患者さんのモチベーションを上げる説明の仕方 ①

初診時に動機付けがうまくできれば患者さんはきちんと磨いてくれます。
それは、「なぜ歯磨きをするのか」を分かりやすく伝えることが重要です。

そして、なぜ磨かかないのか?とその人を責めてはいけません
磨けない理由は〇〇さんが磨かないからじゃなく
「その歯ブラシ使ってたら難しいですね」とか
「その生活習慣だったら磨けないですね」
のようにお伝えできるといいです。

どんなステージの患者さんに歯磨き指導をしているのか?によって説明の仕方は変わってきます。

・歯周治療前
・べったりプラークで治療に支障がある
・補綴が入ったりお口の中の環境が変わった時

など様々ありますが今回は歯周治療スタート前の歯磨き指導についてお話します。

歯周治療をスタートさせる時の歯磨き指導は、今までの習慣を捨てて新しい生活習慣をスタートさせるチャンスです。

入学式や引っ越しなど、新生活が始まる時ってワクワクしますよね。
ランドセルを買ったり、新しい制服、新しい家具、新しい環境だったり。

そんな感じでワクワクして「よし、やろう」とモチベーションが上がるように患者さんに歯ブラシケアグッズを一新してもらうということから始めます。
新たな気持ちで歯磨きを覚えてもらいます。

どんなものを処方するのか?というと

①歯ブラシ
②歯間ブラシ
③フロス
④タフトブラシなどのポイントで磨ける歯ブラシ
⑤舌ヘラ 

舌ブラシだとこすりすぎてしまう方もいるのでどちらかというと舌ヘラを推奨しています。
⑥歯磨き粉
⑦洗口剤

ただし、よほど重症な方じゃなければ紹介しません。
⑧美腔ジェル

不器用な人には1つ1つ説明していきますが、歯磨きが上手にできている人には割愛しながら説明します。

「今回の歯ブラシは歯と歯茎の境目の汚れに効果がありますよ」
など歯ブラシの有効性をポイントでお伝えしていきます。

「どんな磨き方をしているか?」も伺いますがそれは責めるためではなく、磨き方の癖を聞いていくためです。

次回は具体的な説明について解説します。

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http://career.sfy.co.jp/2023/09/20/歯磨き指導で患者さんのモチベーションを上げる-2/


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